◆Profile
「愛と平和」を聴く人々の心に伝える、それが彼の音楽の使命と池宮正信は考える。人間として音楽家としての真の生き方を模索し、10年間禅道場で修行。
その後、クラシックピアニストである池宮は30年前、ニューヨークのハーレムで黒人ピアニストが奏でる底抜けに明るく喜びに満ちたラグタイムと運命的に出会う。ラグタイムは黒人が生み出したアメリカ最初のポピュラー音楽でありジャズの源泉と言われる。その明るさとは裏腹に、根底には悲しみに負けない粘り強い前向きな力強さがあるハートフルな音楽だ。池宮は白人音楽であるクラシックと黒人音楽であるラグタイムを絶妙のバランスでプログラミングし、愛と平和のメッセージと共に演奏活動を行っている。
トークと映像を交えたコンサートで人々の心を温める。
プライベートでは老人施設、刑務所、ホームレスシェルター等の慰問コンサートやカンボジアのエイズ孤児院などでのチャリティーコンサートを行う。現在、米国メイン州の森の中の家に住む。有機野菜作り、有機果樹園、ソーラーエネルギー利用など永続可能で平和な社会を目指し地球に優しい自給自足の生活スタイルの中、音楽活動を行う。在米47年。
1946年生まれ。米国のオーベリン音楽院ピアノ科を首席で卒業、インディアナ大学大学院で最優秀学生として修士号を取得。ピアニスト、室内楽奏者、指揮者、古楽器研究家、国際音楽コンクール審査員としての活動は、アメリカ、カナダ、中南米、ロシア、ヨーロッパ、日本各地に及び、全米ラジオ、テレビ、国連本部(ニューヨーク)での演奏や各地のフェスティバルを通じてアメリカ音楽、特にラグタイムのトップピアニストとして確固たる存在である。
80年 米国メイン州にて自ら創立したアーカディ音楽祭にて24年間音楽監督を務めた。中南米の内戦で傷ついた人々の為に施設建設チャリティー
コンサートを実施、ニューヨークの“マザーテレサホーム”を支援
するなど慈善活動にも力を入れている。
89年 レーニングラード室内管弦楽団の招待を受け、指揮者、ピアノ奏者として旧ソ連のツアーを行った。
91年 国連本部から“Musician Supreme”(最高の音楽家)として表彰される。日本では指揮者の井上道義、大友直人、金洪才、朝比奈千足、山本直純らと、また東京都楽団、新星日本交響楽団、京都市響、関西フィル等と協演。
92年 にはCD「ラグタイム・クラシックス」がグラミー賞にノミネートされた。日本では指揮者の井上道義、 大友直人金洪才、朝比奈千足とまた東京都楽団、
新星日本交響楽団、関西フィル等と協演。
95年 秋から毎年、自らがリーダーを務めるニューヨーク・ラグタイム・オーケストラの公演ツアーを行い絶賛を博した。
テレビ朝日「題名のない音楽会」NHK・BS「クラシックアワー」
TBS「百万人の第九」他、多くの番組に出演。神戸ジャズ
ストーリーにも度々出演。日本でも広くコンサート活動や
テレビ、ラジオ、新聞などを通じてアメリカのよさや楽しさを
伝えている。
96年 大阪国際フェスティバルに出演。同年、中南米エルサルバドル国立管弦楽団と協演。その際内戦で傷ついた人々の為の施設建設チャリティ
コンサートも行った。
97年 秋には金閣寺創建600年記念コンサート
「音舞台」にニューヨーク・フィルの主要メンバーを招き出演した。
98年春 関西フィルハーモニーと共にオールガーシュイン・
プログラムをザ・シンフォニーホールで行う。
2002年11月 愛と平和を願ってCD 『Love & Peace』 発売
TV番組 『徹子の部屋』 に出演。
2003年春 ブラジル公演ツアーでは、ブラジルのオーケストラとの
協演とソロリサイタルを行い好評を博す。
老人施設、刑務所、ホームレスシェルター等の慰問コンサートや
チャリティーコンサートにも力を注ぐ。
2004年、大阪で開催されたロータリークラブ世界大会に招かれ,
大阪ドームにて4万7千の大観衆の前で演奏。
著書に『アメリカンラグタイム名曲集』(音友出版社)とCD多数。
2007年2月 カンボジアのエイズ孤児院にてチャリティーコンサート
実施。
2009年 現在、米国メイン州の森の中の家に住み、在米47年。